信仰・希望・愛

聖書の中から

「信仰と、希望と、愛、この三つは、いつまでも残る。その中で最も大いなるものは、愛である。」(1コリント13:13)

「いのちの水」誌2019年3月号〝神に出会い、神に語りかけられ、そのことを証していく〟より引用。

信仰・希望・愛、これは広く知られている。信仰と訳された言葉(ギリシャ語でピスティス pistis)は、真実という意味がもとにあるゆえ、この「信仰」とは、神の真実をも含むものである。
 神の真実は永遠であり、その神の真実や神の愛ゆえに、私たちの神にかかわる希望もまた永遠である。そしてそれらすべてを包むのが神の愛である。
 この信仰・希望・愛という三つの重要なこと、その出発点に、最初にあげた三つのことが深く結びついている。
 神に出会い、その神からの語りかけを聞く、そして力を与えられ、そのことを証ししていくーその過程で、神の真実、神への信仰、希望がさらに新たに体験され、いかに神が愛に満ちた存在であるかを知らされていく。
 こうした三つの世界へと私たちはみな招かれている。
 大空の澄み渡る青、ときに白く、また赤く燃える雲、また野山の木々に吹きわたる風による音楽、そして夜の星たちの輝きーそれらすべてもこうした三つの世界へと日々、招くものとなっている。(文:T.YOSHIMURA)